中古車オークション取引でのクレーム

中古車オークションの取引は、基本的には業者間の取引ですので、クレームが発生するということはほとんどありません。

なぜなら、落札した中古車販売業者は、何か重大な欠陥部分があったとしても、自社で修理や修繕をした後、販売価格にそれらの修理や修繕費を反映させて販売すればいいからです。

そのため、中古車オークションでのクレームが問題となるのは、中古車オークション代行会社が個人のユーザーのオークション参加を代行して行なう場合です。

この場合には、中古車オークション代行会社が落札し、ユーザーに納車されてから不具合が見つかることが多く、その場合にどのようにクレームを申し立てていいのか、またどの程度クレームを受け付けてくれるのかということが問題になってきます。

中古車オークション代行会社に依頼して個人で中古車オークションにおいて中古車を購入した場合、クレームを受け付けてくれるには期間が決まっています。

中古車オークションの運営会社や会場によってその期間は異なるのですが、たいていの場合は、落札後1週間のクレーム申し立て期間があります。

また中古車オークションの運営会社や会場がクレーム申し立て期間を設定しているということに見て取れると思うのですが、中古車オークション代行会社は、基本的にクレーム対応はしてくれません。

すべて中古車オークションの運営会社や会場が、クレームに対応するようになっています。ですから、受け付けてくれるクレームの内容も、中古車オークション運営会社や会場などの規約に則っている形になります。

そして、中古車オークションは業者間の取引が基本ですから、個人ユーザーのレベルまで細かいクレームを受け付けてくれる規約にはなっていません。

あくまでも業者間の取引の中でのクレームレベルですから、使用感や細かい部品などは規約には規定されていないことがほとんどです。

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規定のクレーム

中古車オークションの規約で主に定められているクレームは、年式や形式、シフトなどが検査票に記載されている内容と違っている場合や盗難、車体ナンバーの改ざんなどの所有権をかえるにあたって法的に問題がある場合、メーター改ざんがある場合、走行しないとわからない重大な不具合があった場合などです。

これらは重大なクレームの対象となりえます。特に走行距離改ざんなどのメーター改ざんや事故歴の虚偽などは重要なクレームであり、これはクレーム申し立て期間も1週間より延長されている場合がほとんどです。

たいてい6ヶ月間のクレーム申し立て期間が設けられています。

しかし一方で、検査票に記載されているものについてのクレームは一切受け付けてはくれません。

また、検査用に記載されていなければクレームを受け付けてくれるのかといえば一概にそうとも言えず、検査票に記載されていないような車体の凹みや傷は、ほぼ受け付けてくれません。

多くの場合、中古車オークションの会場には2〜3万円の免責金額が設けられています。つまり、この金額内の修理で収まる不具合については、責任を取らなくてよいというものです。

もし不具合についてのクレームを受け付けてくれたとしても、この2〜3万円というのは、あくまでも部品代だけです。

部品にかかるお金については交換の費用を出してくれるかもしれませんが、交換や修理にかかる工賃は一切責任を持ってはくれません。

つまり、部品台は出してくれてもそれ以上にかかる工賃は自己負担となるということです。

ですから、結局のところ数万円かかってしまうということも多く見られます。

中古車オークションのクレームについては、よくよく理解して検討したうえで、もし中古車オークション代行会社を通して中古車を購入する際には、あらかじめ確認しておくべき必要があることといえるでしょう。