中古車オークションの問題点

中古車オークション代行会社の出現などにより、今までほとんど一般の方には知られることのなかった中古車オークションも、ずいぶん多くの人が認識し、中古車の売買を中古車オークションで行なう方も増えてきました。

しかし、中古車オークションにはまだまだ多くの問題点が残っています。

まず大きな問題点として挙げられる点は、事故車の基準が統一されていないという点です。

中古車オークションでは、必ず1台につき1人の検査員が、そのときの自動車の状態についてチェックをします。

この検査員も厳しい研修と試験を越え、検査員の資格を手にした方々です。

その検査員が、流行や車種等に左右されず、あくまでも自動車の状態にのみ注意を向けて検査し、検査表を作成します。

その検査内容とは、事故歴の有無や内装や外装のチェック、電装品の状態の確認などです。

多くの中古車オークション代行会社のホームページなどを見ると、中古車オークションで中古車を購入する場合には、このプロの検査員による検査票を直接見ることが出来るから、中古車販売店で中古車を購入するよりも信頼できるとうたわれていることがよくあります。

しかし、現実的には、事故車の判定基準が中古車オークション会場によって異なっており、ある中古車オークション会場では事故車と判定された自動車が、別の中古車オークション会場に行くと事故車ではないと判定されることもあるのです。

そもそも事故車の定義は、自動車公正取引協議会や日本自動車査定協会、JU中古車販売連合会という団体が、統一基準を設けており、その基準に則っています。

しかし、これはあくまでも紙上の基準であり、実際の中古車オークション会場では、その中古車オークション会場ごとの判断基準が優先されます。

この問題は以前から中古車オークション業界の中でも問題となっていたため、日本オートオークション協議会という団体が、2005年9月に、「修復歴判定マニュアル」というものを発表しました。

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事故車判定基準

事故車判定基準があいまいなことによる問題も生じてきています。

それは、中古車オークション代行会社による、責任逃れです。

実際にお金を支払う立場のユーザーが、落札者の中古車オークション代行会社にお金を支払い、中古車を手にした後、修理してある箇所を発見したとします。

ユーザーは、この中古車は事故車だったのではないかと疑い、中古車オークション代行会社に問い合わせをしたとします。

しかし、中古車オークションでプロの検査員によって事故車でないと判定された中古車だった場合には、ユーザーから見れば事故車と思えるような修理だったような、事故車かどうかの判定が微妙な中古車だった場合には特に、中古車オークション代行会社に「事故車ではない」と言い切られてしまえばそれで終わってしまいます。

ユーザーが最も知りたい、どこを修理してあり、またどこを修理していないのかということを説明してくれることもなく、事故車ではないからそれ以上の責任は持たないという態度を中古車オークション代行会社にとられてしまったら、ユーザーはすべて自己責任で修理修繕などをしなければならなくなります。

中には、修理部分の説明はしたうえで、中古車オークションの基準には当てはまらないから事故車ではないと正確な情報を教えてくれる、配慮の行き届いた中古車オークション代行会社も存在します。

ですが、そのような業者ばかりとは限りません。

また他にも中古車オークションの問題点として、走行距離の改ざんということがあります。

日本オートオークション協議会(NAK)という団体によって、走行メーター管理システムというシステムが作られてからは、中古車のメーター改善の件数は減少してきています。

ですが、まだ場合によっては改ざんがあるので、完全に安心できるという状況ではありません。